なぜ着手金を頂いていたか?
弊社では昨年の9月までM&Aに関する業務を依頼頂く場合、原則として着手金をいただいておりました。ただしこの着手金の金額に決まった金額はなく、お客様にお支払いただける金額を決めていただき、その金額を着手金としていただいておりました。
着手金には事前にいただく費用として2つの側面があります。1つは成功報酬という形でM&Aの相手探しを進めていきますが、「案件受託から案件成就にいたるまでの期間にかかる費用の一部に充てられる」という側面です。そしてもうひとつは、案件にしっかりと関わっていただくという意味合いでいただくという「手付金」のような側面です。
弊社ではこのうち、後者の意味合いとして着手金を事前にお支払いいただく費用としていただいておりました。
なぜ着手金という事前費用をやめたのか?
弊社では事前にいただく費用としての着手金を、昨年の10月1日から原則撤廃(一部、個人事業主のM&A案件ついては10万円の事前調査費用をいただいております)しました。
撤廃した理由はシンプルで、M&A案件を増やすことももちろんですが、PMI(M&A後の統合にかかる助言サービス)の案件を増やしたいという思いから、入り口としてお客様に使っていただきやすくしたかったからです。
先日もブログに書きましたが、これからM&Aのマッチングに関わるサービスは人口知能等を用いて自動化されていく可能性が高く、その中で差別化できる要素は人が介在する必要があるPMIの作業とそこに必要な助言サービスを提供することになると確信しています。
弊社としての存在価値も高めながら、費用面でもお客様に利用しやすいM&A仲介会社を目指して実績をひとつひとつ着実に積上げておりますので、これからもよろしくお願い致します。
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