先日、M&A案件実行後の戦略づくりや組織づくりについてセミナーの依頼をいただき、90分ほど時間を頂いて話をして参りました。
私のセミナーの基本は一方的に話すのではなく、参加者との対話や議論を通じて一緒に理解を深め合うというところを意識しながら行っています。こういったセミナーは、様々なことを事前に想定しながら行うため、とても時間がかかりますし、丁寧に作りこみをしていく必要があります。
それでもほぼ毎回そうですが、自分の想像を超えたレベルや視点での質問が出てきます。そしてそれは、私の準備不足ということもあるのですが、あえて難しい質問を参加している方々で一緒に考えることがあります。
私が知っていることはどうしても簡潔に私自身が答えたくなってしまいますが、こういった難しい質問について一緒に考え、意見を戦わせたりすることによって理解が深まるケースが多くあります。まさに災い転じて福となす結果。
準備はし過ぎるにこしたことはありません。ですが、どうしても至らないところが出てきます。もちろん次回のセミナーではその辺りをしっかり準備して臨むわけですが、それでもまたら新しく難問にぶつかることがあります。そういった場面を、いかに参加している方々の学びの場や気付きの場に切り替えられるか。そこに力も力が必要だと考えています。
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